こんにちは!
本記事では、いまいちよくわからない「エシカル」とは何かを理解するために、絶対に欠かせない2冊をご紹介します。
この2冊さえ読めば、どんなアクションを起こせばいいか自然と考えることができるはずです。
そうすれば、あなたのエシカルライフがスタートします。
サステナブル・シカルって何?という方はこちらの記事をどうぞ。「サステナブル・エシカル・オーガニックって何?具体例を使って解説します。」

はじめてのエシカル
まず最初の1冊目はこの本を読みましょう!
元ミステリーハンターで、現在は一般社団法人エシカル協会の代表理事である「末吉里花」さんの著書です。
末吉さん自身はミステリーハンターとして世界各国の過酷な状況を見て、エシカルの精神が宿ったそうです。
それらのエピソードは衝撃的で、胸が苦しくなります。
日本で悠々と、高いから安いからといった理由で商品を選んでいる自分を恥ずかしく思いました。
この本の中で印象的なフレーズがあります。
「何かを買うときに一息おいて、この商品はどんな環境で作られたんだろう?この洋服を買うことで作っている人たちにどんな結果が及ぶのだろう?そう考えることがエシカルの第一歩です。」(一部改変)
もう、エシカルとはこの言葉に尽きます。
高いから、安いから、美味しいから、デザインがいいから、好きなブランドだから、それだけで商品を選ぶのもいいです。だけど、その先にいる人のことを考えて、自分の消費の仕方をちょっと変えると世界が少し良くなります。
またこの本の中では、日常でだれでも実践できるエシカルなアクションも紹介してくれています。
世界で何が起きているのか、そして何ができるのか優しい言葉で教えてくれて、グッと心動かされる名著です。
フェアトレードのおかしな真実
「はじめてのエシカル」を読んだら次は「フェアトレードのおかしな真実」を読みましょう。
英国のTVキャスターでジャーナリストである「コナー・ウッドマン」氏の著書です。
「はじめてのエシカル」を読んでフェアトレードの意味も理解し、コーヒーとかチョコとかフェアトレードのものを選ぼう!となったあなた。ちょっと待って。
僕はこのフレーズにドキッとしました。
(倫理的認証団体のロゴをつけた商品を選ぶことついて)「いいことをしたような気分を消費者に与えることこそこうしたロゴの意図ではないか?」
この本のタイトルからも察せられると思いますが、フェアトレードの認証を受けているもの=良いものとは限りません。
生産者の生活は過酷な状況のまま何も改善されず、消費者をいい気分にするためだけのマーケティングが図られているのかもしれません。
そんな実態をこの本を読んで目の当たりにしてください。
しかし、ただ実態を暴くだけではなく、同じようなシチュエーションでちゃんとしたフェアトレードの取り組みも紹介してくれるのでご安心ください。
8つの事例を念密な取材でとことん掘り下げています。
そして、秀逸な表現力であたかも推理モノの洋画をみているような気分にさせてくれます。
フェアトレードの甘くない実態を知ることができ、エシカル消費について考えを深めさせてくれる名著です。
まとめ
まずは「はじめてのエシカル」で世界で何が起きているか、私たちに何ができるのかを学び、「フェアトレードのおかしな真実」でエシカル消費の奥深さを味わってください。
そして、日常の中で「無理せずできること」を続けていきしょう。